知っておくと安心!チューブエクスチェンジャー(TE)の構造理解と使い方紹介
気管内挿管チューブの入れ替えアイテムであるチューブエクスチェンジャーの使い方について紹介します。
チューブエクスチェンジャーとは?
気管内挿管チューブを入れ替えるときに使用するガイドチューブをさします。外観としてはこのようにとても細長い棒のようなものです。ゆうに50センチ以上はあります。柔軟性があり曲げたりすることが可能です。また、今回使用しようとしたカテーテル径は輸液セットの内径よりちょっと細いかなといった19Fr(3Frで約1mmなので約6mm)
種類が何種類かあるので細いサイズ選択もできます。
チューブエクスチェンジャーを使った気管内挿管チューブ入れ替えで必用な物品
基本的には気管内挿管を行うときに使用する物品と同じです。・入れ替え気管内挿管チューブ
・カフ注射器
・カフ圧計
・キシロカインスプレー
・喉頭鏡
・チューブエクスチェンジャー
チューブエクスチェンジャーの使い方
このチューブエクスチェンジャーですが、どのように使うかを紹介します。今回実物が開けれなかったので図を使わせてもらいます。①患者に留置された気管内チューブの中にチューブエクスチェンジャーを挿入します。
②チューブエクスチェンジャーを留置したまま気管内挿管チューブを抜きます。
言うなればチューブエクスチェンジャーが内筒で挿管チューブが外筒になるイメージです。そして内筒であるチューブエクスチェンジャーをガイドに新しい挿管チューブを入れていきます。
③新しい気管内挿管チューブを気管内へ進み入れカフを入れ留置。挿管チューブが入れ替えできたので内筒であるチューブエクスチェンジャーを引き抜いてチューブ入れ替えが完了します。
このようにチューブエクスチェンジャーを使用するとガイドワイヤーのように容易に気管内挿管チューブの入れ替えが可能です。
よく使われる場面はシングルチューブ(一般的な気管内挿管チューブ)からダブルルーメンチューブ(左右の肺を別々に換気することができる気管内挿管チューブ)へ入れ替える時なのであまり目にする機会がないかもしれませんが是非とも知っておいてもらえたらなと思います。
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