自分の臨床スキル向上のためにも反省点を書き残していこうと思います!今回はとある当直での出来事…


ICUへ夜のパトロールを21時の消灯前に回っていた時、酸素10L/min投与でSPO2も上がらない…シバリングも起きてて一般病棟からICUへ入室!ということで呼吸器の準備を行っているとすぐさま患者がやってきた~


SPO2は90を切って80台。とりあえず挿管ということで呼吸器準備しながら喉頭鏡と挿管チューブを用意して挿管介助…


VBMを押すドクターは結構力入っててとりあえずSPO2も回復。


呼吸苦からか?拘束性なのか?


鎮静しつつエスラックスも入れてさぁ挿管。


なんなく入り呼吸器へ接続。


初期設定はエスラックスも入って血圧もある程度あったので…


モードPCV,Fio2 1.0,PC abouve PEEP14cmH2O,PEEP12cmH2O,RR16,Ti 1.3secで開始!


TV500程でSPO2も100%になったので段階的にFio2を0.45まで下げPEEPも8cmH2Oへ。


聴診しようかと思ったけれど聴診器が近くに見当たらずその段階で血ガスを測ってみるとPO2が78mmhgしかないではありませんか!?
TV結構あるのに?



ベッドサイドへ行くといい感じにSPO2も下がってきているではありませんか?


とりあえずFio2 1.0にしてみると緩やかに上昇。


これは怪しい…


PCO2吐けててTVもそこそこあり…ここまで酸素化悪くなるか?と思いつつCTへ…


VBMを持っていこうとしていた主治医ですが…ナースがコチラを見ながら「あれでいいですかね?」と聞いてきたのでジャクソンを渡しCTへ。


CTを見てみると左に肺炎+水、右気管支に痰と思われる分泌物が…


やはり思ったより肺状態は悪くない。


とすると…一過性に酸素化が悪くなっただけでその原因は痰の移動による無気肺、換気血流の問題だったのかな…と。


血ガス測って「おやっ?」と思ったあの時に聴診器を探して聴診しておけば無駄な酸素も流さなくてよかったのにと後悔。


せめて触診ぐらいしておけばよかった。。。


グラフィックでパッと見でなく患者身体にちゃんと向き合えてなかったな~と思い今後気を付けようとおもいます。



初心忘れるべからず!