今回は某臨床工学技士養成大学の実習指導連絡会に参加して参りました。とりあえず帰りの飛行機を待っていると駐機場に「スターウォーズ」の飛行機がいたのでパチッと・・・てなわけで所属施設から片道250kmのちょっとした出張でもあったわけです。


分かりにくいなあぁと改めて見ると思っちゃいました。さてさて今回のお話へうつりましょう。

臨床工学技士養成校の実習生のほとんどが○○○

今回の集まりは基本的に前期の臨床実習について指導者側の意見を学校側が聞くと言うもので学生アンケートや指導者アンケートなどをまとめたものが発表されたり、今後の学生実習について約10人程のグループでグループディスカッションをしたりするものでした。そこで実習指導者側から多く出てきたのが「実習生のほとんどが基礎学力不足状態」でした。この原因として多くの専門分野系座学が修了しないうちに臨床実習に行くというカリキュラムがあるとされていましたが、大学側は次年度からカリキュラムを変更して対応していくそうです。



実習生に求めるものは先ず○○○!

基礎学力不足の次に意見が多かったのが「社会性が足りない!」という意見。実習をやっていく上での言葉遣いや態度など一般常識的かつ医療従事者としての心構えをもっと学校側でやってほしいと意見が多かったです。これに関しては私も専門学生時代にマナー講座のようなものを受講しましたが、実際、個人個人が考え行動する要素が大きいので是非とも学生さんは心構えをしてほしいと思います。また、私たち指導する側も温かい心で見守らなければいけないなと感じました。


私が思う実習とは?

正直、私の施設は特定機能病院であり地域中核病院でありながらしばらく実習生を受けていません。今回の連絡協議会を主催した大学についても初の臨床実習受け入れで学生にどうこう言える立場ではないかなと思います。でもでもでも・・・アドバイスはできる!


実習生に告ぐ!これだけは気をつけろ!

実習指導者としては先程書いたようにあまり言えませんが、実習に行く前の学生に「先輩」としてアドバイスはできるので何個か伝えようと思います。

・基礎学力はME2種レベルまでは持っておくこと
・第一印象は挨拶で決まるので挨拶だけは毎回しっかりすること
・遅刻早退はご法度!
・携帯を扱うのは控えること
・レポートは教科書やネットを写すようなものじゃなく得たことや考えた事を書くこと
・目標を立てて実習に臨むこと

最低限これだけやってくれたら私は満足です。

今回、連絡会に参加して学生を育てる大変さや養成校側の苦労が少しですが分かりました。学校側はどうしても実習施設に「へこへこ」とする風潮がありますが、学生を育てるのは私たち医療施設側も同じですし自分たちもそのようにしてもらってきたのだからもっと対等に話せるようになったらなと思いました。

そして、これから実習に向かう臨床工学技士の卵さん達・・・みんな色々な事を考えて立派な臨床工学技士になってもらいたいと頑張っているのでその思いに応え中身ある実習をしてもらえたらと思います。

ファイトです!