帰宅したら3学会合同呼吸療法認定士の資格更新案内ハガキがきてました。

今回はそんな3学会合同呼吸療法認定士の取得方法について大きく4つに分けてご紹介します。

経験年数を満たしているか


呼吸療法認定士の取得に関してはまずこの経験年数を満たしているのが大前提。満たすべき年数はこのようになっています。

看護師 2年
理学療法士 2年
臨床工学技士 2年
作業療法士 2年
准看護師 3年

また、これらの経験年数はどれも常勤で勤務している場合です。アルバイトや短縮勤務などは認められないようです。この経験年数に関しては実務経験証明書を勤務している病院の事務担当者に作成してもらわなければいけません。

もし、1つの施設において勤務年数は足りていなかったとしても複数施設で勤務年数を満たしている場合は複数施設から実務経験証明書を発行してもらえば大丈夫です。

申し込み書類の準備


呼吸療法認定士を取得するには認定講習会という2日間の講習会を受けて試験に合格する必要があります。この認定講習会を受講しないと試験の受験資格が貰えないので認定講習会の申し込みを行う必要があります。

この申し込み書類は「医療機器センター」のホームページでPDFファイルとして2月や3月にアップロードされます。2月頭から一週間おきにでもチェックしておくと確実にダウンロードができると思います。

この申し込み書類は4月や5月あたりに提出をするのですが、その際に呼吸療法認定士の資格更新に必要な12.5点以上の点数が貰えるセミナーや学会に行っておいて点数が証明できる受講証を準備しておかなくてはいけません。

呼吸療法認定士の資格更新点数が取れるセミナーは人気があり定員などもあるので、参加がなかなか難しければ定員のない呼吸系の全国学会に出席して参加証を出すという手もあります。

全国学会というと「日本呼吸療法医学会 学術大会」や「日本集中治療医学会 学術大会」などの学会をさします。

これらの他に前述した実務経験証明書等を提出し郵送するわけですが、郵送の際は指定された日の指定された時間から特定記録郵便で行います。もし指定日時より早く出してしまったら受理されませんし、私が郵送した年は周りから受け付け開始時間から約10分で募集定員に達して受け付け終了になると脅されていたので受け付け開始時間に出すために郵便局に朝から並びにいったのを思い出します。

私の時は並んでいたのは私を含め3人。受け付け開始から1時間して受け付けした友人も受理されていたので意外とそんなにすぐには定員にならないのかもしれません。

でも念には念をいれたほうが安心ですよね。

認定講習会


書類が受理されたら認定講習会の受講票が届きます。だいたい5月~6月あたりのようてす。この受講票がきたら東京にある品川プリンスホテルで2日間缶詰の講習会が始まります。想像以上に広い会場で物凄い人数が参加します。日程が決まったらすぐにホテルの予約を行って下さい。この講習会では認定講習会テキストというぶ厚いテキストにそって勉強するのですが、テキストが送られてくるのは講習会の1か月前ぐらいでした。

認定試験


認定講習会が終わったら認定試験の受験希望を郵送し受験となります。受験日は11月で合格発表は12月下旬です。よく合格通知を「クリスマスプレゼント~」というのはこのせいです。

とても長い道のりを経て取得にこぎつける呼吸療法認定士ですが…資格をとったからといって業務が変わるわけではありません。資格を取得した上で出来ることを模索し自分のバイタリティーを高めてなにかを成し遂げる起爆剤にするべきです。


私も色々とやっていますが、是非みんなでよりよい医療ができるよう頑張りましょう。