2015年もあと2日となりました。昨日あたりから第20回3学会合同呼吸療法認定士認定試験を受けた日本全国の仲間たちのもとに合否通知が届きはじめたようです。

試験をとりしきる医療機器センターのホームページをみてみると第20回の合格率は63.6%。例年通り60%あたりだったようです。

また、合否通知に関しては今年の郵送は12月25日だったそう。

5人に3人は合格、2人は不合格ということですが、取得した人は資格を活用し部署内の呼吸ケア発展に尽力したりRSTとして活動するのもいいと思います。

不合格だった方は今までの勉強は決して無駄にはなりません。勉強した内容を改めて臨床とリンクさせ、より深い理解に結びつけて下さい。

呼吸療法認定士はいまだに人気の資格です。しかし、資格を取得しても更新のための点数稼ぎでセミナーを受けるような方も散見されます。

以前、更新点数が取得できるセミナーで講演を行ったことがあるのですが…400人ぐらいの会場の中、壇上から受講生を見ると本当に学びに来ている人となんとなく参加している人は面白いぐらい態度に差があるんです。なんとなく参加している人を見たら、更新点数のために仕方なく参加しているんだろうと思ってしまうんです。

そんな方を見ると話してて切なくなるんです。私の話が面白くなかったのかもしれませんが…

ここからは私の想いですが…もちろん皆さん資格取得のために努力をしてきたことと思うのですが、せっかく「呼吸の知識がある者」と認定されたんです。自分の中で完結するのではなく世のため人のため…新しい行動を起こしていただきたいとメッセージを伝えたいです。

これからがスタート。

「呼吸療法認定士をもってるただの人」になるのか…

「呼吸療法認定士をもってる頼れる人」になるかは皆さん次第。

私は…でかいこといってますが、少しでも誰かのために呼吸療法の面白さや奥深さを伝え患者さんに還元できたらなと思っています。

皆様、今後もよりよい呼吸ケアのために頑張りましょう!