今回は加温加湿器関連ということで…人工呼吸器の加温加湿器回路の組み立て方を写真を用いて改めて紹介。


さてさて、必要物品ですが…呼吸器回路とMR850。MR850では、青色の線と黄色の線がひっついてます。それぞれを紹介すると…



・温度プローブ(青)

加温加湿器を制御するためにチャンバー温度とYピース部分の2点で温度測定を行っている大事なセンサー


・エレクトリカルアダプター(黄)

加温加湿器回路の熱線を温めるためのアダプター(吸気側だけのシングルと吸気側、呼気側両方のデュアルタイプがある)



加温加湿器用呼吸器回路の組み立て方

まずはチャンバーを加温加湿器にセットしましょう。加温加湿器のヒータープレート(銀色の部分)にチャンバーを滑り込ませるようにさし込みます。






そのあと人工呼吸器から加温加湿器への短い青い回路を接続。





次に加温加湿器から患者さんへ繋がる吸気側回路の青い回路を接続し、患者さんから人工呼吸器へ戻る白の回路を人工呼吸器へ接続します。






これでとりあえず土台が出来ました。お次はセンサーやアダプターの取り付けです。




センサー等は、加湿器本体から向かって右側に接続口があるので軽く回しながらしっくりくるところに接続しましょう。力で接続したら抜けなくなってしまうので注意です。






黄色のエレクトリカルアダプターは本体につけたあとに呼吸回路吸気側へ接続します。





デュアルタイプの場合は呼気側に吸気側とは別の長いアダプターを接続してください。



青色の温度プローブは加湿器から患者さんへ送る吸気側回路の加湿器側へ1つ。フタをあけて…




カチッと音がなるまでしっかりとツメとツメを合わせて押し込みます。



先端は患者さんへ近いYピース部分へ青のフタをはずして接続。






出来上がりがコチラ





人工呼吸器回路は正しく接続して使用しましょう!いつもナースに回路の組み立て方とか教えたりするんですが、吸気の短い回路は左側で患者へ繋がる回路は右側が美しいです。



なぜなら温度プローブやエレクトリカルアダプタを接続しなければならないから。。。




仮に逆に繋げるとこんな感じ…





なんか見にくいしゴチャゴチャしてますよね。変なこだわりかもしれませんが、綺麗に組んだ方がトラブルにも対応しやすいと思うので是非真似て下さい!



今回はここまでです!