造影剤腎症に対するCHDFの効果
今回は造影剤とCHDFの関係について紹介します。
CHDFで除去できる物質領域
CHDFは血液透析と血液濾過を同時に行うことからこれら2つの原理で除去できる物質領域がCHDFによる物質除去領域となります。それではこの領域を見ていきます。
血液透析では約500までの小分子領域、血液濾過では500~17000あたりの中~大分子領域の物質が除去されると言われています。一昔前はβ2MG(分子量11,800)は抜けないと言われていましたが現在は膜の高性能化に伴い除去できるといわれています。
さてさて、今回のフォーカスである造影剤ですが分子量的には777と記憶しています。
大きく見ても800程の分子量でしょう。このことから血液透析領域、安全にみたら血液濾過の領域として除去可能であると考えられます。
ここまでの内容を見ると「CHDFで造影剤は除去できる」という見解になるはずです。私も造影剤はCHDFで抜けるから造影剤腎症を予防すると思っていました。
しかし、色々な文献等を見ていくと「造影剤投与後に造影剤を除去する目的で血液透析は行わない」との意見が多数あります。
これは造影剤が血中に循環し腎血管内を還流するとその時に血管攣縮がおき虚血状態になったり造影剤そのものに毒性があることから腎障害につながると考えられているからです。
ようするにいくらCHDFで造影剤を除去できるとしてもすでに造影剤が腎臓を通過してしまっていたならば造影剤腎症になる可能性があるということです。
造影剤を体内に流さなければ撮りたい画像は得られないので造影剤は投与するしかありません。→そのためにわざわざ造影CTなわけですし…
それならばどうすればいいかというと造影剤腎症を「予防する」という視点を持たなければならないということです。
予防法としては造影剤濃度を稀釈することなどがあげられています。
稀釈といっても投与時には適正な造影剤濃度でなければ造影CTが撮れないので血中濃度を薄くするためには輸液による稀釈や造影剤の間欠的投与などを行うようです。
今回は私の浅はかな血液浄化知識を露呈してしまいましたが、自分自身勉強になりました。私達医療者は患者のために治療やケアを行ってるわけなので正しい知識を持つために日々勉強ですね。
私も勉強します!今回はここで終わります!
CHDFで除去できる物質領域
CHDFは血液透析と血液濾過を同時に行うことからこれら2つの原理で除去できる物質領域がCHDFによる物質除去領域となります。それではこの領域を見ていきます。
血液透析では約500までの小分子領域、血液濾過では500~17000あたりの中~大分子領域の物質が除去されると言われています。一昔前はβ2MG(分子量11,800)は抜けないと言われていましたが現在は膜の高性能化に伴い除去できるといわれています。
さてさて、今回のフォーカスである造影剤ですが分子量的には777と記憶しています。
大きく見ても800程の分子量でしょう。このことから血液透析領域、安全にみたら血液濾過の領域として除去可能であると考えられます。
ここまでの内容を見ると「CHDFで造影剤は除去できる」という見解になるはずです。私も造影剤はCHDFで抜けるから造影剤腎症を予防すると思っていました。
しかし、色々な文献等を見ていくと「造影剤投与後に造影剤を除去する目的で血液透析は行わない」との意見が多数あります。
これは造影剤が血中に循環し腎血管内を還流するとその時に血管攣縮がおき虚血状態になったり造影剤そのものに毒性があることから腎障害につながると考えられているからです。
ようするにいくらCHDFで造影剤を除去できるとしてもすでに造影剤が腎臓を通過してしまっていたならば造影剤腎症になる可能性があるということです。
造影剤を体内に流さなければ撮りたい画像は得られないので造影剤は投与するしかありません。→そのためにわざわざ造影CTなわけですし…
それならばどうすればいいかというと造影剤腎症を「予防する」という視点を持たなければならないということです。
予防法としては造影剤濃度を稀釈することなどがあげられています。
稀釈といっても投与時には適正な造影剤濃度でなければ造影CTが撮れないので血中濃度を薄くするためには輸液による稀釈や造影剤の間欠的投与などを行うようです。
今回は私の浅はかな血液浄化知識を露呈してしまいましたが、自分自身勉強になりました。私達医療者は患者のために治療やケアを行ってるわけなので正しい知識を持つために日々勉強ですね。
私も勉強します!今回はここで終わります!
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