6月16日に大阪で震度6の地震が起きました。私のTwitter画面にも様々なツイートが見られ、「うちのDMATも待機してます!」や「DMATが動くかも!?」のようなツイートを見ました。

そこで今回はそもそもDMATはどのようなレベルの災害が起こったら出動したり待機するのかについて紹介していきます。

DMATには「自動待機基準」が存在する

日本DMATでは「このような災害が日本で起こった場合、出動要請を行う可能性があるため待機せよ」といった基準が定められています。


【日本DMAT自動待機基準】


①東京都23区で震度5強以上の地震が発生した場合
②その他の地域で震度6弱以上の地震が発生した場合
③津波警報(大津波)が発表された場合
④東海地震注意情報が発表された場合
⑤大規模な航空機墜落事故が発生した場合

これら5つの基準があるのですが、今回の大阪地震は「東京都23区ではない地域での震度6弱以上の地震」ということになるので自動待機基準である②に該当します。

私が9時前にDMAT登録隊員が使用するEMIS(広域災害救急医療情報システム)を確認すると日本全国の都道府県が待機状態となっており私のPHSにも院内のDMATロジスティックリーダーから「もし出動となったら行けるか?」といった確認がきました。

そして、待機状態となっているため厚生労働省DMAT事務局から近況等が登録メールアドレスへ逐一送られてきます。

今回は隣県のDMATのみの出動で私の地域の出動はなく当日の夜には活動縮小連絡、そして2日後には撤収更新連絡が入りました。

正直、「ほっと」してしまいましたが日頃から訓練、準備等必要だと感じました。

皆さんも生活の備えはもちろん医療的にも担当部署などで協議を行っておくといいと思います。