多職種チーム研究会ができるまで・・・今後の目標も
最近フォローしているTwitterでチーム医療が話題になっています。
先駆的にやっているのが同じ臨床工学技士の医療ライターほっちさん!
そしてほっちさんを旗振りに「メディッコ」という多職種サイトの立ち上げを行い今後の活動がとても期待されています。
バイタリティー溢れているオンライン!
さてさて、そんな刺激がある世の中…自分がやってきたオフラインでの活動内容紹介や今後の構想を考えていこうと思います。
呼吸療法における多職種連携はここから!
今や「チーム医療」や「多職種連携」という言葉は当たり前のような言葉になってきましたが、私が関係する「呼吸療法」におけるチーム医療が形として提唱されたのが平成22年の診療報酬改定で新設された呼吸ケアチーム加算です。
そもそも・・・我々臨床工学技士には独占業務が存在しないため呼吸療法を臨床で行うにあたりおのずと「グレー」な手技が多々ありました。そんな時に困る事が他職種分野を「かじる」時。具体的に言うと…
・痰性状をアセスメントする
・水分バランスをアセスメントする
・鎮静、鎮痛をアセスメントする
・体位ドレナージを行う
・排痰援助を行う
・去痰剤を考える
…書いてたらキリがないのでここらへんでやめておきますが、これらは臨床的に考えなければならないシーンによく出くわすわけで治療介入者として無視できることでは当然ありません。
そんなときに考えるのが…
「みんなどうしてるんだろう?」
コレです。
全てはココから始まるのですが、それが発展して…各職種のスペシャリストの知識を共有し同じベクトルで治療にみんなが参加すれば結構良いケアができるのではないか?
ってことです。
これを実現するためにはまず、自分以外の職種の事を知ることから始まります。
私はこうしてチームを作った
そもそも、理学療法士って「リハビリの人」っていう漠然とした解釈じゃなくて「何をどうしてどんな状態にすることをいうのか?」OT(作業療法士)やST(言語聴覚士)とどんな違いがあるのか?そんなところから始めていたのが私の時代。
薄々とチーム医療の大切さは分かっていたもののどうすればいいか分からなかったので当時22歳だった私は院内でこんなことを始めてみました。
若手コメディカル交流会
と言う名の飲み会なんですけど…(笑)
日勤後に30分間各部署持ち回りで職種や業務紹介をプレゼンしてそのまま居酒屋へ向かうというラフな会をとりあえず始めました。
結果、若手が集まったところでただのグダグダな飲み会に終わり3回を終了し企画終了。
院内の呼吸サポートチーム結成
当時、呼吸療法が注目されておりそもそも所属施設が呼吸器の病院だったので必要性を感じ日本集中治療学会や日本呼吸療法医学会、日本呼吸ケア・リハビリテーション学会の全国大会へ行き情報収集&コネ作りを行い3施設から呼吸サポートチーム規約を頂き自施設用へ改定し起案書作成。
会議決済を数度通過し診療報酬新設から1年半後、メンバー選出も独断で行い初期メンバーでの活動を開始しました。
チーム医療を考えるべきは院内だけでなく院外もあった!
自施設の呼吸サポートチーム運営を行っていく上で明らかになってきたのが決定的な「経験不足」
経験ではなく知識不足に関しては学ぶ機会を作ればいいだけの話なのですが、根本的な経験不足というのもこんな内容…
「チームで動くと言ってもやったことがないし他の施設がどうやってるかも分からないし…結局言われたことをやればいいんだよね〜」
おっしゃるとおり!
当時、自分は学会に行ったりコネを持って運営をやっていたわけですが結局最後に困った場合は他施設に相談することが多くありました。
そしてこの相談ができるのは「顔を知った関係」が大前提です。
日本人の特徴として顔を知らない他人に何かアドバイスを求めるということは少ないですし逆に回答をするというのも・・・
当時はTwitterやFacebookなどSNSも活用されない時代。
なおさらです。
そんな背景を今考えれば私一人が突っ走ってもチーム医療にはなってなくて本当「言われたことをやればいいんだよね〜」ってなっちゃいます。
そしてこの相談ができるのは「顔を知った関係」が大前提です。
日本人の特徴として顔を知らない他人に何かアドバイスを求めるということは少ないですし逆に回答をするというのも・・・
当時はTwitterやFacebookなどSNSも活用されない時代。
なおさらです。
そんな背景を今考えれば私一人が突っ走ってもチーム医療にはなってなくて本当「言われたことをやればいいんだよね〜」ってなっちゃいます。
もちろんなんらかのイニシアティブを引くリーダーは必要ですが、20代前半の若造についてくるほど諸先輩方は甘くありません。
と、いうと、他の施設でも困ってる人多いし…みんなで話し合えばいんじゃない?
てなラフな発想から次の手を考えました。
都道府県レベルの研究会を作っちゃえ!
自施設の呼吸サポートチーム運営で苦労したことから各分野、各職種を集めて都道府県レベルで呼吸療法に関する情報発信や話し合う場所を作ればみんなハッピーだよね?と安易に考え研究会立ち上げを決意。
コネを存分に使いながら協力メンバーにラブメールを送り…飲み会を行い…企画を作るために飲み会を行い〜第1回目の研究会を2014年に開催。
ちょっと背伸びをしてみた私…26歳の冬でした。
あれから4年…
第1回目の研究会開催から世話人も施設がかわったり生活圏がかわったりなどで入れ替わりがありましたがなんとか会を継続しています。
多くの方にお世話になりながら・・・今では当時運営を共に頑張った同志からもさりげなくTwitterフォローを頂きうれしい限り。
会を継続していて思うことはみんなが同じ事に困っていて「話し合う場所」を求めている事。そして、それを自施設へ持ち帰り「チーム単位」で改善を行おうとしているということです。
私がやっている研究会は今のところスポンサーなしで純粋な有志により運営しているため運営資金に関しても常に自転車操業ですが「継続する事に意味がある」を心に需要ある限りがんばろうと思っています。
多くの方にお世話になりながら・・・今では当時運営を共に頑張った同志からもさりげなくTwitterフォローを頂きうれしい限り。
会を継続していて思うことはみんなが同じ事に困っていて「話し合う場所」を求めている事。そして、それを自施設へ持ち帰り「チーム単位」で改善を行おうとしているということです。
私がやっている研究会は今のところスポンサーなしで純粋な有志により運営しているため運営資金に関しても常に自転車操業ですが「継続する事に意味がある」を心に需要ある限りがんばろうと思っています。
今後の目標
オンラインでの多職種連携は先駆的にやってあるメディッコさんにお任せして私はオフラインで自転車操業を細々とやっていこうと思っています。
が・・・・・
現在、研究会を開催している都道府県外にいるため在住地域で新たな研究会立ち上げを来年までに行おうと思っています。そのために必要なのは・・・「金」と「時間」と「コネ」であります。
何せ僻地・・・なかなかこの条件が揃いませんが、刺激を受けて奮起!!!!!
とりあえず意思表明でした!
コメント
0 件のコメント :
コメントを投稿